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2009年06月11日 ジェリー・イェンの「メンツ」のため2社が大喧嘩?!!

日本や韓国での衣装調達や2日間のジャケット写真撮影に100万元を。
日本のHMVで福山雅治を抜いて予約第1位と海外でも好調。







ジェリー・イェンの「メンツ」のため、彼のマネージメント会社(JVR)とレコード会社(ソニーミュージック)のスタッフが顔を真っ赤にして言い争った。それは、アルバムのジャケットに関する打ち合わせで意見が衝突したためである。『多出来的自由(FREEDOM)』は5年ぶりのニューアルバムなので、ジェリーはドラマの面でも音楽の面でも新しいインスピレーションやアイデアを得ている。そこで、レコード会社のプロデューサーは、彼の自由奔放な私生活を前面に出すよう希望した。しかし、当然のことながらアジアのスーパースターとして彼がもつカリスマ性を維持したいマネージメント会社は、豪華なアルバムジャケットにしようとした。そして、最終的には「2種類」のジャケットにすることで双方が合意したのだ。そのため、ジャケット撮影に丸2日をかけたうえ、有名なファッションカメラマンの小蘇に撮影を依頼した。レコード会社は、スタジオ内とスタジオ外の2日間にわたる撮影、衣装、スタジオ賃借、道具などで100万元も使っている。それでも、『秘密自遊(プライベートの気ままな遊び)』ではジェリーの自由な姿、『Star之光(スターの光)』では彼のスーパースターとしての輝きがそれぞれリアルに捉えられており、5年も待ち続けたファンの心を満足させるだろう。日本のファンは、さらにジェリーへの応援を行動で表している。日本版は7月22日にやっと発売されるのだが、日本のHMVにおける予約数が福山雅治、嵐、東方神起、平井堅といった日韓のアーティストを抜いて第1位に輝いており、本当に台湾の誇りとも言えるだろう。






ニューアルバム『多出来的自由(FREEDOM)』の「2種類」のジャケット写真という贅沢さでファンを楽しませる。

『秘密自遊(プライベートの気ままな遊び)』VS『Star之光(スターの光)』
6月18日ファンと対面、ファンに自由に選ばせる。






最近、新しいドラマの撮影に入ったジェリー・イェンは非常に忙しく、アルバムのための衣装合わせに行く時間すら取れない。ジャケット撮影の前日にもドラマを朝方まで撮影しており、そのままジャケット撮影の現場へ駆け付けて衣装を合わせるしかなかった。それでも、あろうことか、どの衣装もピッタリ似合い、まるで標準的な洋服ハンガーのように、どのように着てもかっこいいのだ。今回のジャケットは『秘密自遊(プライベートの気ままな遊び)』および『Star之光(スターの光)』と設定されている。その題名を見れば分かるとおり、『秘密自遊(プライベートの気ままな遊び)』では、私生活におけるありのままのジェリーは明るく活発で、よく笑う子供のようでもあることを表現している。F4から独立したジェリーのファッションをスタイリストの陳孫華が一人で手がけてきたことは、彼らのコラボレーションから伺える。メーキングの撮影をしたとき、ジェリーが「今日の衣装は五分埔で買って来たんだよ…ハハハ…」と陳孫華をからかって言った。すると、陳孫華は「私が新型インフルエンザに感染する危険を冒し、日本や韓国から必死で持ち買ったものよ」と怒りながらも笑って言い返した。スタジオ外での撮影現場は正にジェリーの新しいドラマ『就想賴著你(あなたを離さない)』に出てくる家なので、ジェリーが一家の主のようにスタッフを連れてあちこち見学させ、家を売るセールスマンのようだと言われていた。そして、太陽の光と「数週間も住んだ」豪邸を見て楽しくなったジェリーは、花に水をやるジョウロでスタッフに水をかけようと、20数名の現場スタッフを逃げ回らせていた。






『Star之光(スターの光)』では、名前のとおりジェリーのスーパースターとしての姿を表現している。珍しくスタジオで撮影したジェリーは、撮影の2日目には15着もの衣装に着替えたが、「独立してから何年も経つけど、いつも撮影ではすごく緊張する」と自嘲的に言った。自分が人見知りであることを素直に認めたジェリーだが、やはりプロとしてカメラマンの求めに応じつつ、絶えず衣装やポーズを変えていた。最終的に選ばれたのは、ジェリーがコートとスカーフを身に着けた非常にエレガントな写真である。それにロマンチックな水の都・ベニスの風景が配されており、スーパースターのジェリーが朝日の中で遠くへ旅立つ姿を感じさせ、非常にドラマチックだ。スタッフは、『秘密自遊(プライベートの気ままな遊び)』と『Star之光(スターの光)』でジェリーのオフィシャルな姿とプライベートな姿を表現できたことに満足している。ただ、その結果、最も頭を悩ますのは、どちらを選んで買えばよいのか決めかねるファンたちであろう。